仏教のことば

仏教のことば:「桑門(そうもん)」

桑門(そうもん)僧侶のことです。出家をして修行をする僧侶のことです。
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仏教のことば:「禅(ぜん)」

禅(ぜん)瞑想の意味です。定・静慮・思惟修と漢訳。禅定とも。
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仏教のことば:「施主(せしゅ)」

施主(せしゅ)布施を行う当主。自ら財物を投じて法会を開き、僧尼を供養する人。また儀式を営む当主をもいいます。善知識(ぜんちしき)人に正法を説いて、仏道を導き、縁を結ばせる高徳の人。
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仏教のことば:「雪山(せっせん)」

雪山(せっせん)インド北部のヒマラヤ山脈のことです。大雪山ともいいます。
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仏教のことば:「世尊(せそん)」

世尊(せそん)尊貴の人に対する尊称。仏陀に呼びかける際に、弟子が用いた言葉。仏弟子や在家信者が、「私は世尊のもとで梵行を修したいのです」というように、二人称として釈尊を呼ぶ場合にも使われます。
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仏教のことば:「世間(せけん)」

世間(せけん)過去・現在・未来の三世にわたって流転していく世の中。私たちは何かにつけて「世間」という言葉をよく使います。
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仏教のことば:「頭陀袋(ずたぶくろ)」

頭陀袋(ずたぶくろ)衣食住の三つについての欲望を打ちはらう修行を頭陀行というが、この行に必要な最低生活の道具を入れて首にかけて歩く袋をいいます。
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仏教のことば:「厨子(ずし)」

厨子(ずし)左右開きの扉がついた仏像を安置する箱。厨子とは、仏像、仏画などを安置するもので、一般的には正面に両開きの扉があり、屋根と台座のある戸棚のような形をした仏具です。
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仏教のことば:「随喜(ずいき)」

随喜(ずいき)他人の善行を見て、これに感動し随同することです。
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仏教のことば:「受戒(じゅかい)」

受戒(じゅかい)仏門に入る者が、定められた戒律(五戒、十戒、具足戒)を受けることです。戒めを授けるという仏教用語で仏門に入った信徒に護るように指示すること、仏弟になるための儀式で、戒を与えられたものではなく、与えるものが使用する言葉。
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仏教のことば:「浄土(じょうど)」

浄土(じょうど)仏や菩薩の住する清浄なる国土。西方極楽をさしていう場合が多い。仏が住む欲望や苦しみのない世界。釈迦の西方無勝世界、弥勒仏みろくぶつの兜率天とそつてんなどがあるが、平安後期以降、浄土教が広まるにつれて主として阿弥陀の西方極楽浄...
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仏教のことば:「慈悲(じひ)」

慈悲(じひ)仏、菩薩が衆生をあわれみ、いつくしむことです。仏教用語で、他の生命に対して楽を与え、苦しみを取り除くこと(抜苦与楽)を望む心の働きをいう。 一般的な日本語としては、目下の相手に対する「あわれみ、憐憫、慈しみ」(mercy) の気...
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仏教のことば:「出世(しゅっせ)」

出世(しゅっせ)普通は、社会的地位の上がることをいうが、仏教では如来(または救済者)が、この世に出現することをいいます。
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仏教のことば:「衆生(しゅじょう)」

衆生(しゅじょう)衆生(しゅじょう)とは、サンスクリット語のサットバの漢訳で、生命ある者・心ある者をいう。この世に生きとしいけるもの一切をいいます。
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仏教のことば:「新発意(しんぼち)」

新発意(しんぼち)発意は発心で、悟りを求め仏門に入ることです。新発意は新弟子をいいます。
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仏教のことば:「精進(しょうじん)」

精進(しょうじん)一心に仏道修行にはげむことです。普通、肉食を避けて菜食することをいいます。
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仏教のことば:「娑婆(しゃば)」

娑婆(しゃば)煩悩や苦悩に満ちているこの世。釈迦が衆生(しゅじょう)を救い教化する、この世界。煩悩(ぼんのう)や苦しみの多いこの世。
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仏教のことば:「折伏(しゃくぶく)」

折伏(しゃくぶく)無信心者、異教徒、異端・邪義を強く説き伏せて、正法に帰伏させる厳愛の行為。慈折ともいいます。
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仏教のことば:「諡号(しごう)」

諡号(しごう)人の死後、徳行をたたえて贈る号。貴人・僧侶などに、その死後、生前の行いを尊んで贈る名。贈り名。戒名(かいみょう) 法名(ほうみょう) 諱(いみな) 贈り名(おくりな) 追号(ついごう) 霊位(れいい)
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仏教のことば:「声聞(しょうもん)」

声聞(しょうもん)元来は仏の教えを聞き、阿羅漢(アラカン)となることを目的とする仏道修行者。大乗経典では小乗仏教の僧を指す。
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仏教のことば:「舎利(しゃり)」

舎利(しゃり)火葬にした遺骨のことで、とくに仏陀の遺骨をさす。火葬の残りの骨で砕けたり腐ったりしないでいつまでも残っているもの。
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仏教のことば:「声明(しょうみょう)」

声明(しょうみょう)経典の文句や、和讃などを、仏前で一定の音律により唱えることです。僧侶が節を付けて唱えるお経や、仏さまの徳や慈悲を讃えて伝統的な節を付けて歌う讃歌などを、古代インドではガータと言い、中国や日本では現在も「梵唄(ぼんばい)」...
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仏教のことば:「沙弥(しゃみ)」

沙弥(しゃみ)出家して十戒を守り、具足戒を受けるまでの小僧。女子の場合は沙弥尼(に)と呼ぶ。
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仏教のことば:「四天王(してんのう)」

四天王(してんのう)仏教の世界で、その中心の須弥山に住むといわれる、持国天王、増長天王、広目天王、毘沙門天王をいいます。いずれも威力強大な仏教の守護神。
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仏教のことば:「沙門(しゃもん)」

沙門(しゃもん)出家して仏道を修行する人をいいます。当時のバラモンは、身分制度の頂点にたち、神へ祈りを捧げる祭事をバラモンだけで独占して取り仕切りました。バラモン以外の階級の人々は神への祈りも禁止され、バラモンは独裁的な思想で社会支配を実施...
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仏教のことば:「七高僧(しちこうそう)」

七高僧(しちこうそう)親鸞が本願念仏の先人として讃嘆した印中日3国7人の高僧。龍樹と天親、曇鸞と道綽と善導、源信と源空(法然)。釈迦以来、親鸞(しんらん)の開宗に至るまで、弥陀(みだ)の他力本願を宣布し西方浄土への往生を勧めた七人の高僧。イ...
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仏教のことば:「四大(しだい)」

四大(しだい)四大(しだい)地・水・火・風の四つの元素。
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仏教のことば:「四諦(したい)」

四諦(したい)人生のすべてを苦とする苦諦。苦は煩悩に由来するとする集諦(じったい)、煩悩を滅すれば苦も滅するとする滅諦、それに至るには仏道を実践しなければならぬとする道諦の四つをいいます。
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仏教のことば:「自信教人信(じしんきょうにんしん)」

自信教人信(じしんきょうにんしん)阿弥陀仏の本願の救いを自分も信じ、他人にも信を勧めることです。他人への教化が阿弥陀仏への報恩となります。
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仏教のことば:「四苦八苦(しくはっく)」

四苦八苦(しくはっく)生・老・病・死の四つの苦しみと、愛別離苦・怨僧会苦・求不得苦・五陰盛苦の四つを加えて八苦といいます。
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仏教のことば:「色即是空(しきそくぜくう)」

色即是空(しきそくぜくう)色とは形あるものの意味です。物質の一般。すべて形あるものは、因縁によって生じたものであり永劫不変の実体がない、ということです。
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仏教のことば:「色(しき)」

色(しき)物質のことです。仏教用語の「色」といえば、「色即是空」の句で知られる『般若心経』を思い浮かべる人も少なくないと思います。この場合の「色」は、(1)身体に代表される物体を指しますが、これは最も広い意味で用いられた用例です。ちなみに、...
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仏教のことば:「四恩(しおん)」

四恩(しおん)父母の恩、衆生の恩、国王の恩、三宝の恩(仏・法・僧の恩)をいいます。衆生がこの世で受ける四種の恩。経により内容を異にし、心地観経では、父母の恩・衆生の恩・国王の恩・三宝の恩の四つ、正法念経では、父の恩・母の恩・如来の恩・説法法...
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仏教のことば:「僧伽(さんが)」

僧伽(さんが)和合衆とも言われます。比丘(びく)、比丘尼(びくに)が集まって成る教団。梵語「サンガ」は「僧法(さんずいではなくにんべん)」「僧企耶」などと音写され、「衆和合」「衆」などと訳される。また、単に僧とあらわす場合もあります。しかし...
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仏教のことば:「三十二相(さんじゅうにそう)」

三十二相(さんじゅうにそう)仏にそなわっている三十二種の特徴。三十二相八十種好は「さんじゅうにそうはちじっしゅこう」と読み、仏の身体に備わっている身体的特性とされます。見てすぐに分かる三十二相と、微細な特徴である八十種好を合わせたもので、釈...
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仏教のことば:「三昧(さんまい)」

三昧(さんまい)心を平静にし、他念なく注意を一心に集中した状態。サンスクリット,サマーディの音写。三摩提(さんまだい)。定(じょう)・等持(とうじ)と訳。心を一ヵ所に定めて動かさず(定),平静に保つ(等持)こと。仏教では禅定(ぜんじょう)と...
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仏教のことば:「三毒(さんどく)」

三毒(さんどく)三毒(さんどく)とは「貪・瞋・痴」(とん・じん・ち)。三垢(さんく)ともいい、むさぼり、いかり、おろかさの三つの迷い。3つとも、善根の妨げとなる、3種の煩悩であり、三毒または三不善根とも言われます。貪欲(とんよく)「貪」とは...
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仏教のことば:「三塗(さんず)」

三塗(さんず)三途とも書く。地獄・餓鬼・畜生の三つの悪道。死者が行くべき三つの場所。猛火に焼かれる火途(かず)、互いに食い合う血途(けつず)、刀剣・杖で強迫される刀途(とうず)の三つで、それぞれ地獄道・畜生道・餓鬼道となります。
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仏教のことば:「三世(さんぜ)」

三世(さんぜ)過去世、現世、来世をいいます。過去・現在・未来の三世を通じて因果応報の関係があること。過去の因により現在の果を生じ、現在の因によって未来の果が生ずることを説いたものです。
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仏教のことば:「三帰依(さんきえ)」

三帰依(さんきえ)仏・法・僧の三宝に誠心をささげることです。仏と法と僧の三宝を心から信頼し,尊重すること。仏教徒の根本的な態度であり,生き方である。「仏に帰依し奉る。法に帰依し奉る。僧に帰依し奉る」と称える。出典 ブリタニカ国際大百科事典小...
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