仏教のことば:「行脚(あんぎゃ)」

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行脚(あんぎゃ)

行脚とは、僧が一定の住所をもたず、師や友を求め、自分の修養や教化のために、処々を遍歴することで、仏道修行のための旅のことをいいます。

仏陀は弟子たちに「これからは世の人々の利益と幸福を実現するために、国内をくまなく遍歴せよ」と教えました。

寺院仏教が発展してからは定住化しましたが、中国では禅宗が興隆して、諸国行脚が盛んになったといいます。
行脚僧は行く雲や流れる水のように、足にまかせて諸国を遍歴するので、雲水ともいいます。
俳人たちの諸国旅行もまた、行脚といいます。

行脚(あんぎゃ)とは、仏教の僧侶が修行のために各地をめぐり歩くことをいいいます。
漢字の「行脚」を「あんぎゃ」と読むのは、日本における漢字の音読みのしかたの一種である唐音(とうおん)によるものです。
その後、仏教の修行でなくても、俳人松尾芭蕉の旅のように、目的をもって諸国を旅することも行脚と呼ぶようになりました。

自分の「脚」で歩いて「行」くから「行脚」というわけです。
最近では、ワゴン車に乗ってレコード店を回る演歌歌手のプロモーション活動なども「全国行脚」と呼ぶようですね。