仏教のことば:「一乗(いちじょう)」

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一乗(いちじょう)

「乗」とは、のりもののことで、大乗仏教の唯一究極の理のことです。

一乗(いちじょう)とは、仏教、とりわけ大乗仏教で、仏と成ることのできる唯一の教えのこと。一仏乗(いちぶつじょう)、仏乗(ぶつじょう)ともいう。「一」は唯一無二、「乗」は衆生を乗せて仏果に運ぶ教法の意。Wikipediaより引用

一乗(いちじょう)の思想とは

《唯一の乗り物の意》仏語。仏の真実の教えは絶対平等であり、それによってすべての人が成仏できると説く教法。教法を悟りの彼岸に運ぶ乗り物にたとえた語。

「三乗方便・一乗真実

ブッダは相手の素質や能力に応じて種々の説「三乗(声聞乗,縁覚乗菩薩乗)」を説いたが、それらは人々を導くための方便で、実は唯一つの真実の教えがあるのみだという法華経の主張。

但し、「方便」とは「巧みな方法」ということであり、今日の「嘘」とは異なる。人を真実に導くために必要なもので、方便もまた真実(方便即真実)なのです。

仏教と言っても、宗派によって教えは違うから、宗派によって答えも違ってくるということを常に頭に置いておくことが大事だと思います。
一乗と三乗は違うという教えの宗派もあります。

例えば、三乗は方便であって、三乗と一乗は同じだという教えの宗派もあります。

宗派によって教えは違うわけですから、1つの答えを聞いて、真に受けないようにしたほうが良いかもしれないですね。

ただ、ブッダが言いたかったことは、「衆生に対して「仏の智慧」を開き示して、悟りに入らせる(開示悟入)ことで、これがブッダの偉大な目的であって、そして、あらゆる衆生は等しく平等に仏になれる。」という教えではないでしょうか。