仏教のことば:「優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)」

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優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)

仏教の男の在家信者が、うばそく。
女性の在家信者がうばい。

仏教の出家とは、一義的には比丘(びく,男性出家者)と比丘尼(びくに,女性出家者)のことを言いいます。

在家は優婆塞(うばそく,男性信徒)、優婆夷(うばい,女性信徒)に分けられ、出家と併せて四衆(ししゅ)と呼ばれています。

仏教徒の総体は、この四衆によって成り立っています。

仏教は他宗教に比べると明確な在家信徒集団を作らなかったと言われています。

在家者は出家サンガに布施をして活動を支える一方、個々人で仏道実践に励んでいます。

法事の際に僧侶から三帰依や五戒を受けることはあっても、それを実践するか否かは個人の意志に任されてきました。

形式的に帰依を表明しなくても、ブッダの推奨する生き方を実践するならば、その人は「仏弟子」です。

ブッダが定めた法律である律により運営される出家組織(サンガ)は、ほとんど変化を被ることなく二千数百年、連綿と続いてきました。

サンガへの入門者は自らのカーストや社会的地位をすべて捨て、衣や鉢など最低限の道具のみの集団生活に身を投じています。

入門儀式では四波羅夷(しはらい)にはじまる227条の律を遵守することを誓います。

食事は托鉢によること、寝所は樹下によること、着るものは糞掃衣(捨てられた布を縫い合わせた衣)によること、薬は牛の尿によることを基本とし、それ以外は余慶なりと自覚すべきことを告げらました。

「優婆夷(うばい)」「優婆塞(うばそく)」の身分を今は、あまり聞くことがないですね。
仏教では正式な身分資格であり呼名ですね。