仏教のことば:「送り火(おくりび)」

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送り火(おくりび)

お盆には、門に苧殻(おがら)を焚いて霊を迎え、十六日にはまた苧殻を焚いて霊を送る。
これが送り火です。

送り火(おくりび)とは、お盆の行事の一つで、お盆に帰ってきた死者の魂を現世からふたたびあの世へと送り出す行事である(反対語 → 迎え火)。

家庭の玄関先や庭で行われるものから、地域社会の行事として行われるものまで、さまざまな規模で行われている。

大規模なものでは大きく分けて、山の送り火、海の送り火の2つがある。仏教が庶民の間に浸透した室町時代以後に年中行事として定着したといわれている。

Wikipediaより引用

 

お盆は「施餓鬼・施餓鬼会」とも呼ばれ、このことは「盂蘭盆経」に由来しています。

「盂蘭盆経」では、釈尊(ゴーダマ・ブッダ)の弟子である、神通第一と呼ばれた木蓮尊者の亡き母親が、餓鬼道に堕ちられているという話が展開されます。

その中で、亡き母を餓鬼道から救うべく、木蓮尊者は釈尊にご指導賜り、安居の最終日である7月15日に、修行僧達へ食べ物などを布施するという話です。

お盆の期間、13日の夕方には迎え火を、16日の夕方には送り火を焚いて、祖霊の送り迎えをすると言うのは、一般的なお盆の風習ですね。

お盆の迎え火は、麻幹(おがら)を13日の夕方に焚くことで、祖霊を家にお迎えするというエトス(行為様式・風習)です。

お盆の迎え火は、焙烙(ほうろく)と呼ばれる平べったい小さな器に、井桁に組んで焚くのが習わしです。

お盆に送り火を焚く時期・時間は、16日の夕方です。

16日の夕方になりましたら、迎え火と同じ要領で、麻幹や芋殻を焙烙の上に井桁状に組んで送り火を焚きます。

京都では毎年8月16日になると、街の灯りを消して五山送り火を焚く事によって、祖霊を送らせて頂く風習が今も続いていますね。