仏教のことば:「五逆(ごぎゃく)」

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五逆(ごぎゃく)

五種の最も重い罪のこと。これが業因となって必ず無間地獄の苦果を受ける故に無間業・五無間ともいう。
父・母・阿羅漢殺し、仏身を傷つけること、僧団を破壊することの五つの罪。

一つでも犯せば無間地獄(むけんじごく)に落ちると説かれる。

五つの大罪とは、
①「殺父」-父を殺すこと。
②「殺母」-母を殺すこと。
③「殺阿羅漢」-悟りを得た聖者を殺すこと。
④「出仏身血」- 生身の仏陀の身より血を出すことである。
⑤「破和合僧」-僧団を破壊すること。

人倫や仏道に逆らう5種類の極悪罪。犯せば無間地獄に堕ちるとされ、五無間業(ごむけんごう)ともいう。

提婆達多は、
③殺阿羅漢
④出仏身血
⑤破和合僧

の罪を犯しました。

提婆達多は釈迦の従兄弟と伝えられています。

⑤破和合僧
マダカ国の王太子、阿闍世王子を後見とし、力を得た提婆達多は、身につけたその神通力を宣伝して、釈迦の弟子500人の引き抜きに成功しました。
その後、釈迦の高弟が弟子を取り戻します。
提婆達多は阿闍世王子を唆し、クーデターを起こさせ、王位を簒奪するように持ちかけ成功し、父王(釈迦を尊敬していた王)頻婆娑羅王は幽閉されました。

④出仏身血
提婆達多は霊鷲山に登り、眼下の釈迦に巨岩を投げ落としました。それを見ていた山神金毘羅は石の軌道を変えさせ釈迦は出血だけですみました。

⑤殺阿羅漢
その後、阿闍世王子は釈迦を王城に呼び出しました。酔った戦闘用の像を釈迦にけしかけましたが、像は釈迦の説法に聞き大人しくなったと伝えられています。
それを見た阿闍世王子は釈迦に非を謝り帰依したそうです。
それを見た提婆達多は王城を後にしますが、門で比丘尼と出会います。比丘尼は提婆達多の非を責めますが、提婆達多はその比丘尼を撲殺。

しかしこの五逆罪よりも更に酷い罪は正法誹謗、略して謗法(ほうぼう)である。
謗法の果報は地獄の中でも無間地獄(阿鼻地獄)行きである。
故に、安易な考えで他宗教の神仏を敬ったり、許容していてはいけないのです。