仏教のことば:「閻浮提(えんぶだい)」

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閻浮提(えんぶだい)

仏教で説く世界の、中央にそびえる須弥山の南にある大陸。
四洲のひとつ。
南膽部洲ともいいます。
インドのことを言っていたが、後には人間世界、われわれの地上世界、娑婆世界をいいます。

四つの大きな島(四大洲しだいしゅう)

ひとつの島の大きさは 8,500万km2~2億4,000万km2です。地球の陸地の合計が約 1億4,800万km2と言われていますから、島というよりは大陸といった感じです。

四つの島には次のような名前がついています。

東勝身洲 とうしょうしんしゅう (弗婆提 ほつばだい)
南贍部洲 なんせんぶしゅう (閻浮提 えんぶだい)
西牛貨洲 さいごけしゅう (瞿陀尼 くだに)
北倶盧洲 ほくくるしゅう (鬱単越 うったんおつ)

四大洲にはそれぞれ、二つの中洲と500の小洲が付属しています。四大洲と中洲には人が住み、小洲には人が住んでいない島もあります。

私達は南贍部洲に住んでいます。そして南贍部洲に所属する中洲のひとつは、羅刹の住んでいる遮末羅洲しゃまらしゅうです。

北の島は、楽が多く苦が少ない所で、寿命は皆1,000歳といわれています。東西の島は、250歳または500歳とされています。私たちの住む南の島は定めが無く、四劫しこうのタイミングによって10歳~8万歳とされています。

また、四劫で、四大洲すべてが壊滅する時と、壊滅は南だけで、東西は少し災禍を受け、北にはまったく影響なし、という時があります。

地獄も、南には八大地獄があり、東西は孤地獄と辺地獄、北には地獄が無い、となっています。

全体を通してみると、南の島は劣り、北の島は優れ、東西の島はその中間といったところです。