仏教のことば:「阿含(あごん)」

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阿含(あごん)

インドでの伝承聖典をさし、仏教では大乗経典にたいしてとくに原始仏教(小乗仏教)の経典をいいます。
南方系では五部に、北方系では、四部に分けています。
釈迦の言葉が多く含まれる。

仏教用語の一つ。仏陀の説法の中でも、最も古い形を残している経典を総称してあごんと言う。伝承と言う意味の梵語(ぼんご)を音訳したもの。

阿含宗とは

阿含宗は、ゴータマ・ブッダ=釈迦が直説された唯一の経典「阿含経(あごんぎょう)」を依経(よりどころ)とする、仏教の一宗派です。

真正仏舎利を本尊とし、釈迦直説の成仏法を伝える阿含宗。阿含宗は、お釈迦さまの本当の教えが残されている唯一の経典「阿含経」を奉じ、真正仏舎利尊(釈尊の御聖骨)を本尊として、宗教活動及び社会運動を行っている仏教教団です。

仏教学上の分類では、根本仏教になります。
この「阿含(あごん)」というのは、梵語?gama(アーガマ)の音写であり「来きたる」という意味を持ちます。
「伝承された教え」という意味になります。

日本で一般にお釈迦さまの教えが説かれているとして知られている経典は、ほとんどすべてが大乗経典であり、これはお釈迦さまが亡くなられて数百年経ってから徐々に創作されたものです。
阿含宗は、開祖・桐山靖雄大僧正によって、1978年(昭和53年)4月8日に立宗されました。