仏教のことば:「公案(こうあん)」
公案(こうあん) 禅宗で、修行者を悟りへ導くため、とくに研究推考させる問題。 禅宗特に臨済宗で祖師たちの言行録を集めて、それを求道者...
公案(こうあん) 禅宗で、修行者を悟りへ導くため、とくに研究推考させる問題。 禅宗特に臨済宗で祖師たちの言行録を集めて、それを求道者...
五悪(ごあく) 殺生、偸盗、邪婬、盲語、飲酒をいいます。 不殺生戒 不偸盗戒 不邪婬戒 不妄語戒 不飲酒戒
還俗(げんぞく) 戒を破った出家が、俗世間に戻って俗人となることです。 また自分の願いで僧侶をやめて俗世間にもどることです。
顕教(けんぎょう) 密教の対。 密教以外の一般仏教。 釈迦の直接説いた教え。 言語や文字によって明らかに説き示され、また読むものに理...
化仏(けぶつ) 仏・菩薩が神通力で、仮にこの世に姿を現すことです。 衆生の性質や能力に応じて種々の姿を現す化身。 仏の分身。 衆生済...
外道(げどう) インドでの仏教以外の他宗教の教え、またその信奉者。 異教徒、仏教以外の宗教家、修行者。 外教・外法・外学ともいいます。...
解脱(げだつ) のがれることです。 解き放たれることです。 苦しみから解かれのがれることです。 束縛から解かれて精神が自由になること...
袈裟(けさ) 僧侶が衣(ころも)の上に着用する儀礼用の布。 普通、金襴・金紗に紫・黄・青・赤などをまじえて作られる。 糞掃衣(ふん...
加行(けぎょう) 正行にたいしていいます。 準備段階としての行。 前行。 密教で灌頂・授戒・伝授などを受ける前に行う特定の前行のこと...
群生(ぐんしょう) 衆生のことです。 この世に生をうけた多くの生類、人々、世界の人々。 群類ともいいます。
葷酒(くんしゅ) 葷とは臭気のある野菜で、葱、韮、らっきょう、にんにく、はじかみなど。 鳥獣魚肉の意とも。 酒を飲むことはもちろん、葷...
九品(くほん) 九種類という意味です。 浄土教で分けられた九つの階位。 上品上生、上品中生、上品下生、中品上生、中品中生、中品下生、下...
愚痴(ぐち) 知恵がないため心が迷って、もろもろの事理に正しい判断がつかぬことです。 仏教でいう「愚痴」は、愚癡とも表記し、仏の智恵...
庫裡(くり) 供養や食事の調理などをする寺院の台所。 また住職やその家族の住んでいる建物。 庫裏(くり)とは、仏教寺院における伽藍...
供養(くよう) 仏あるいは死者の霊に、物を供えてまつることです。 供養とは、仏や菩薩、諸天などの相手に尊敬の念から香華(こうげ)、燈...