2018-11

仏教のことば

仏教のことば:「勧請(かんじょう)」

勧請(かんじょう)仏や神がある場所に出座して、衆生教化するよう乞い願うことです。勧め請うという意味の仏教用語です。本来の「勧請」とは仏様がいつでもこの世におられて人々を教え導いてくださるようにお願いすることです。また、高層などを懇請して迎え...
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仏教のことば:「灌頂(かんじょう)」

灌頂(かんじょう)真実の心をもって仏に永くこの世にとどまって説法し、衆生を救わんことを請願することです。新たに神仏の霊を移したてまつることです。仏・菩薩に降臨することを請願する経文、式次第。頭に水をそそいで、一定の資格があることを証明する儀...
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仏教のことば:「迦陵頻伽(かりょうびんが)」

迦陵頻伽(かりょうびんが)梵語カラビンカの音写。好声・妙声・美音・美音信・好音鳥と訳す。ヒマラヤ山中にいる美声の鳥。極楽浄土に住む鳥、浄土曼荼羅には人頭鳥身にえがかれています。
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仏教のことば:「果報(かほう)」

果報(かほう)自分の行った業によって報われ、受ける楽果とか苦果のことです。仏教用語。異熟とも訳す。以前に行なった行為によって,のちに報いとして受ける結果をいう。人間として生れたことを総報,男女,貧富などの差別を受ける果を別報という。またこの...
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仏教のことば:「火宅(かたく)」

火宅(かたく)煩悩と苦悩に満ちたこの世を、燃えている家に喩えていいます。炎につつまれた恐ろしい世界。迷いの世界。娑婆世界には苦悩ばかりで安らぎがなく、ちょうど燃えている家の中にいるようだ、の意味です。
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仏教のことば:「伽陀(かだ)」

伽陀(かだ)梵語ギャーターの音写。諷頌、偈、偈頌と訳す。韻文体の経文。長行部の趣意を再び韻文で表わした応頌と区別して孤起頌といいます。また法会の時、一定の曲譜をもって諷誦する偈頌。
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仏教のことば:「加持(かじ)」

加持(かじ)加は加被、持は摂持の意味です。仏日の影が衆生の心水に現ずるを加、行者の心水よく仏日を感ずるを持といいます。仏の絶対慈悲が信者の心に加えられて、行者が信心によってその慈悲を感得することです。仏の加被、つまり仏さまの威力によって、仏...
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仏教のことば:「過現未(かげんみ)」

過現未(かげんみ)去現在未来の略。三世のことです。巳今当、三際ともいいます。仏教では、時間を実在するものとは見ず、変化する存在の変遷の過程を仮に三つの区別を立てたにすぎない。
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仏教のことば:「廓然無聖(かくねんむしょう)」

廓然無聖(かくねんむしょう)ダルマ大師が、中国の梁(りょう)の武帝の問いに答えた言葉として有名。つまり、からりと天地いっぱい晴れ渡っているようなもので、何もないという意味になります。
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仏教のことば:「学佛大悲心(がくぶつだいひしん)」

学佛大悲心(がくぶつだいひしん)浄土真宗の経文「帰三宝偈」の中の言葉。全ての人々を大悲(慈悲)で包み、必ず救うという阿弥陀如来の心に気付き、その大悲心に抱かれた仏道を歩むことです。
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仏教のことば:「覚悟(かくご)」

覚悟(かくご)煩悩の迷いから目覚めて正法を悟ることです。一般に覚悟といえば、あらかじめ心構えをすることや、心の用意をするという意味で使われています。また、「覚悟しろ」などという場合は、あきらめることや観念することのようです。
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仏教のことば:「戒定慧(かいじょうえ)」

戒定慧(かいじょうえ)戒と定と慧。三学ともいいます。仏道修行者の必ず修学実践すべき根本的なことがら、悪を制するを戒、心の動揺を静め瞑想するを定、真実を証するを慧といいます。行動の規範である「戒」と、宗教的精神統一である「定」と、真理を知る「...
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仏教のことば:「戒(かい)」

戒(かい)僧侶が守らなければならない規律、きまり。すべての悪しきをなさず、善を行い、自分の心を浄める。これが諸々の仏陀の教えである。
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