真理のことば

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仏陀真理のことば: 第二六章バラモン(2)最終章

第26章は「バラモン」について説いています。その2(最終章)仏陀は、祭司者として最高の地位と実力を持つことはそれはいいでしょう、単に親がバラモンであったからとか、跡取りとしてバラモンと呼ばれているとか、あるいは衣服を整え髪型を螺貝のようにし...
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仏陀真理のことば: 第二六章バラモン(1)

第26章は「バラモン」について説いています。その1螺貝のような髪をしているからバラモンなのではない。名前によってバラモンなのではない。生まれによってバラモンなのではない。真実の法を悟る人は安楽である。彼こそバラモンなのである。バラモン、漢訳...
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仏陀真理のことば: 第二五章修行僧(2)

第25章は「修行僧」について説いています。その2自己と言うのは、自我と言ってもいいでしょうか、自分はこうしたいとか、自分の考えはこうだなどと言う心のことを指します。人様を頼りにすることはできないのです。参考にすることしか出来ないのです。結局...
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仏陀真理のことば: 第二五章修行僧(1)

第25章は「修行僧」について説いています。正に自己は自分のあるじであり、自己は自分のよりどころである。故に自己をととのえよ。よい馬を育てるように。自己という言葉と自分という言葉を使い分けています。自己と言うのは、自我と言ってもいいでしょうか...
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仏陀真理のことば: 第二四章愛執

第24章は「愛執」について説いています。考えが定まらず、心が乱れ、愛欲が激しくつのるのに、愛欲は清らかだと言う人は、愛への執着をますます深める。そしてこの人は、束縛の絆を実に堅固にしてしまう。キリスト教では、「隣人を愛せよ」などと、愛を大切...
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仏陀真理のことば: 第二三章象

第23章は「象-聡明な伴侶」について説いています。思慮深く、行い正しく、聡明な伴侶を得ることが出来たならば、あらゆる危険や困難を乗り越えて、心喜び、正しく念じつつ、ともに歩むがよい仏陀の時代、修行は一人でするものか、共同でするものかという議...
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仏陀真理のことば: 第二二章地獄

第22章は「地獄-善悪の基準」について説いています。悪をなすよりは何もしないほうがよい。悪を行えば後で悔いる。単に何かを行うよりは善を行うのがよい。行い終わって、悔いることがない。善悪の違いはどのように決められるのでしょうか。
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仏陀真理のことば: 第二一章さまざまなこと

第21章は「さまざまことで、広大な楽しみをのぞんで、つまらぬ快楽を捨てよと説いています。自分の快楽を得るために、他人を苦しめるというようなことはしないのが普通だと思います。他人を苦しめてまで自分の快楽を得ようとする人は、ごく少数だと思うので...
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仏陀真理のことば: 第二十章道

第20章は「真理の道-八正道」について説いています。一切のものは苦しみであるという詩があります。277は諸行無常、278は一切皆苦、279は諸法非我として知られている詩です。諸法無我といわれますが、非我と無我は大きく違うと思います。仏陀の生...
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仏陀真理のことば: 第十九章道を実践する人

第19章は「道を実践する人」について説いています。仏陀は言われました。「私は最高の楽しみを得た」と。そのためには単に言われたことをなしていれば良いのではなく、心が洗われて来なければその境地に達することは出来ないのだといわれます。いろいろの決...
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仏陀真理のことば:第十八章汚れ

第18章は「汝はと」目の前にいる「私」に直接説いている章です。汝の命はと、直接話しかけてきています。不特定多数の人に説いているわけではありません。命は終わりに近づいたといっても死を間近に迫った状態を言っているのではありません。二十歳を過ぎた...
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仏陀真理のことば: 第十七章怒り

第17章は「怒り」「怒らないことによって怒りにうち勝ちなさい。」と説いています。アトラーという信者が、ある長老に教えを乞いにいきましたが、瞑想していて教えてくれず、別の長老のところへ行って聞いてみたら哲学論ばかりやたらに聞かされ全く理解でき...
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仏陀真理のことば: 第十六章愛するもの

第16章は「愛するもの」について説いています。「愛するもの」としていますが、「愛する人」と訳してある文献もあります。人に限らず、全てのものに愛をむさぼってはならないと教えていると思います。自分のものにしたいという欲望、執着してはいけないと説...
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仏陀真理のことば: 第十五章楽しみ

15章は人生における楽しみとは何かというテーマです。勝ち負けは賭け事の世界だけではありません。世の中生きていくのによく言われる言葉に、勝ち組とか負け組みという言葉がよく使われます。どこまでを勝ち組といい、どこまでを負け組みというのか定義があ...
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仏陀真理のことば:第十四章ブッダ(2)

心を清めた上での善でなくてはならない。善と悪との区別は元々存在しないのです。これは第9章で出てきた「善と悪」でも説かれています。179ブッダの勝利は敗れることがない。この世においては何人も、かれの勝利には達しえない。ブッダの境地はひろくて涯...
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仏陀真理のことば:第十四章ブッダ(1)

第14章は七仏通誡偈を元に清く正しい心で、自分が善であると思ったことをなしなさいというテーマです。諸悪莫作  (しょあくまくさ)衆善奉行  (しゅぜんぶぎょう)自浄其意  (じじょうごい)是諸仏教  (ぜしょぶつきょう)大乗仏教ではいろいろ...
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仏陀真理のことば:第十三章世の中

第13章は死に臨むことについてのテーマです。全ては空であると知るならば、死というのも空であると知るであろう。と説いているわけです。直接「空」という言葉は持ち出さず、泡とか蜃気楼とか陽炎(かげろう)と語っていますが、意味は同じだと思います。法...
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仏陀真理のことば:第十二章自己

第12章は「自己について」というテーマです。仏典に自己について見る物語があります。「満月のこうこうと照りわたるある秋の夜、二人の他にだれもいない楼台の上で、国王は王妃に向かって言いました。「マリッカーよ、この世で一番愛しい人はだれかね」と。...
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仏陀真理のことば:第十一章老いること

第11章は人生における「真理の法」について語っています。人生しかり、すべてのものは無常です。絶えず移り変わり変化しており、変わらぬものはありません。今日は笑っていられても、明日も快楽があるとは保証されません。一日一瞬たりとも自らの命を大切に...
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仏陀真理のことば:第十章暴力

第10章は、仏教の非暴力、不殺生、不戦の思想についてのテーマです。他の宗教と比べて、もっとも仏教の優れている教えではないでしょうか。仏陀の生きた時代は、インド史上最も不安定な激動期であり、戦争や社会不安の情勢の非常に混沌とした時代だったよう...
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仏陀真理のことば:第九章悪

第9章は「善と悪」についてのテーマです。非常に難しいテーマで、見方によって善と悪が入れ替わるというようなことが起こりえます。善と悪とは本当に区別できるのでしょうか。仏陀の教えの第1番目の教えでは、人を殺すということが戒められています。戦争で...
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仏陀真理のことば:第八章千という数にちなんで

第8章は教えのための手段について説いています。仏陀は実にいろいろのことを説き、哲学的なことも、宗教的なことも説いています。しかしそれらは、例えば空にしても縁起にしても教えのための手段なのではないでしょうか。己に勝つことは、百人の敵に勝つより...
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仏陀真理のことば:第七章真人

第7章は物事の本質についてまとめられています。仏陀は、何一つ不自由のない王子の位を捨て去って出家しました。お城を出るときは、首飾りや腕飾りなど綺麗に整えられていました。まだ悟りに到る以前の、その出家直後に既に思われたことは、無欲であらねばな...
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仏陀真理のことば:第六章賢い人(2)

第6章は「賢い人」とは何であるかがテーマです。(その2)76(おのが)罪過を指摘し過ちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、その賢い人につき従え。──隠してある財宝のありかを告げてくれる人につき従うように。そのような人につき従うならば、善い...
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仏陀真理のことば:第六章賢い人(1)

第6章は「賢い人」とは何であるかがテーマです。この6章には、賢い人につき従うのが良いとか、悪友と交わるなとか、賢者は心理を聞くなどの詩が多くあります。(1)教えの中から、真実なるものを選び取ると同時に、偽りのものを除くこと。とされています。...
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仏陀真理のことば:第五章愚かな人

第5章のポイントは、自分は自分ではない愚かな人、と言うテーマです。自分で自分が分らなくなったとか、何で自分はこんなことしてしまったのだろう、などと現代でも言いますが、この仏陀の言葉の自分のものと言うところをよく考えておく必要があります。もの...
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仏陀真理のことば:第四章花にちなんで

第4章には、花と香りに関する詩が集められています。この中で、花の意味には二通りあります。一つは、仏陀の教えである善行を意味しますが、もう一つは欲望を示しています。花を摘むのに夢中になっている人、というのは、心のおもむくままに何の制御もせず、...
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仏陀真理のことば:第三章心(1)

第3章は「心とは一体何」というテーマでまとめています。いろいろの言われ方をしていますが、はっきりと定義することはなかなか難しいことです。自我とは何かに通じます。その自我をみるには勉強と修練、すなわち修行が必要だとされています。犬猫に心はある...
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仏陀真理のことば:第十四章ブッダ(1)

第14章は七仏通誡偈を元に清く正しい心で、自分が善であると思ったことをなしなさいというテーマです。諸悪莫作  (しょあくまくさ)衆善奉行  (しゅぜんぶぎょう)自浄其意  (じじょうごい)是諸仏教  (ぜしょぶつきょう)大乗仏教ではいろいろ...
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仏陀真理のことば:第二章はげみ(2)

第二章はげみ(2)21つとめ励むのは不死の境地である。怠りなまけるのは死の境涯である。つとめ励む人々は死ぬことが無い。怠りなまける人々は、死者のごとくである。22このことをはっきりと知って、つとめはげみを能く知る人々は、つとめはげみを喜び、...
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