2018-02

真理のことば

仏陀真理のことば:第十一章老いること

第11章は人生における「真理の法」について語っています。人生しかり、すべてのものは無常です。絶えず移り変わり変化しており、変わらぬものはありません。今日は笑っていられても、明日も快楽があるとは保証されません。一日一瞬たりとも自らの命を大切に...
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仏陀真理のことば:第十章暴力

第10章は、仏教の非暴力、不殺生、不戦の思想についてのテーマです。他の宗教と比べて、もっとも仏教の優れている教えではないでしょうか。仏陀の生きた時代は、インド史上最も不安定な激動期であり、戦争や社会不安の情勢の非常に混沌とした時代だったよう...
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仏陀真理のことば:第九章悪

第9章は「善と悪」についてのテーマです。非常に難しいテーマで、見方によって善と悪が入れ替わるというようなことが起こりえます。善と悪とは本当に区別できるのでしょうか。仏陀の教えの第1番目の教えでは、人を殺すということが戒められています。戦争で...
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仏陀真理のことば:第八章千という数にちなんで

第8章は教えのための手段について説いています。仏陀は実にいろいろのことを説き、哲学的なことも、宗教的なことも説いています。しかしそれらは、例えば空にしても縁起にしても教えのための手段なのではないでしょうか。己に勝つことは、百人の敵に勝つより...
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仏陀真理のことば:第七章真人

第7章は物事の本質についてまとめられています。仏陀は、何一つ不自由のない王子の位を捨て去って出家しました。お城を出るときは、首飾りや腕飾りなど綺麗に整えられていました。まだ悟りに到る以前の、その出家直後に既に思われたことは、無欲であらねばな...
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仏陀真理のことば:第六章賢い人(2)

第6章は「賢い人」とは何であるかがテーマです。(その2)76(おのが)罪過を指摘し過ちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、その賢い人につき従え。──隠してある財宝のありかを告げてくれる人につき従うように。そのような人につき従うならば、善い...
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仏陀真理のことば:第六章賢い人(1)

第6章は「賢い人」とは何であるかがテーマです。この6章には、賢い人につき従うのが良いとか、悪友と交わるなとか、賢者は心理を聞くなどの詩が多くあります。(1)教えの中から、真実なるものを選び取ると同時に、偽りのものを除くこと。とされています。...
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仏陀真理のことば:第五章愚かな人

第5章のポイントは、自分は自分ではない愚かな人、と言うテーマです。自分で自分が分らなくなったとか、何で自分はこんなことしてしまったのだろう、などと現代でも言いますが、この仏陀の言葉の自分のものと言うところをよく考えておく必要があります。もの...
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仏陀真理のことば:第四章花にちなんで

第4章には、花と香りに関する詩が集められています。この中で、花の意味には二通りあります。一つは、仏陀の教えである善行を意味しますが、もう一つは欲望を示しています。花を摘むのに夢中になっている人、というのは、心のおもむくままに何の制御もせず、...
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仏陀真理のことば:第三章心(1)

第3章は「心とは一体何」というテーマでまとめています。いろいろの言われ方をしていますが、はっきりと定義することはなかなか難しいことです。自我とは何かに通じます。その自我をみるには勉強と修練、すなわち修行が必要だとされています。犬猫に心はある...
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仏陀真理のことば:第十四章ブッダ(1)

第14章は七仏通誡偈を元に清く正しい心で、自分が善であると思ったことをなしなさいというテーマです。諸悪莫作  (しょあくまくさ)衆善奉行  (しゅぜんぶぎょう)自浄其意  (じじょうごい)是諸仏教  (ぜしょぶつきょう)大乗仏教ではいろいろ...
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仏陀真理のことば:第二章はげみ(2)

第二章はげみ(2)21つとめ励むのは不死の境地である。怠りなまけるのは死の境涯である。つとめ励む人々は死ぬことが無い。怠りなまける人々は、死者のごとくである。22このことをはっきりと知って、つとめはげみを能く知る人々は、つとめはげみを喜び、...
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仏陀真理のことば:第二章はげみ(1)

第二章はげみ(1)第2章は、不死とか死の意味についてまとめています。死と言うのは生物としての生命の収束を意味するものではありません。生きがいを持たず、惰性で生きているような生活は生きていることの価値はないことを死と表現しているのであり、不死...
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