2017-12

仏陀の物語

仏陀の物語(5)菩薩としての修行

菩薩としての修行シッダルタ太子は出家しました。菩薩としての修行がはじまりましました。彼は出家修行者(シュラマナ)の仲間に入り、その中の勝れた指導者に教えを仰ぎましました。それは、アーラーラ・カーラーマとウッダカ・ラーマプッタという二人の修行...
仏陀の物語

仏陀の物語(4)菩薩の修行物語

菩薩の修行物語仏陀(釈尊・釈迦)が祇園精舎にいた時、多くの弟子たちに、自己の出家の経緯を語られましました。「出家する前の私の生活は大変幸福なものでした。私の家には池がめぐらされ、美しい蓮の花が浮かんでいました。栴檀香(せんだんこう)のかぐわ...
仏陀の物語

仏陀の物語(3)餓えた虎の母仔の話

餓えた虎の母仔の話前世で王子様であった時、雌の虎に逢いました。雌の虎には子供がいましたが餌を得られず、とても痩せ衰えていました。それを見た王子様は「なんてかわいそうなのだろう」という慈悲の気持ちを起こし、自分の肉を裂いて、雌の虎に与えましま...
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仏陀の物語(2)兎の話

兎の話その昔、菩薩(釈尊の前世のことです)は兎として生まれ変わりましました。その兎は、猿、キツネ、カワウソという三匹の友達と森の中に住んでいました。兎は菩薩の転生でしたので、普通の動物と違って智慧がありましました。彼らは、昼は各々えさを探し...
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仏陀の物語(1)ジャータカ物語

ジャータカ物語古代インド人の思想によると、人間は生死を繰り返し繰り返し、多くの生涯を経ているといいます。現在の我が身の存在は、過去の生涯の延長であると考えているのです。最高の悟りを得られた仏陀(釈尊・釈迦)のような人物は、その過去の多くの生...
仏陀の教え

仏陀の教え(20)「学びこと少なきものは、牛のように老いる。その肉は増えるが、知恵は増えない。」

精密な論理性に支えられている仏陀(ブッダ)の教え日本人は無常を感覚としてとらえて感傷的にとらえるけれど、仏陀(ブッダ)の教える無常とはそうではないと。むしろ仏陀(ブッダ)は論理として「変わらぬものはない、すべてのものは動いていく、常ならぬも...
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仏陀の教え(19)「上水菩提、下化衆生」

「上水菩提、下化衆生」こそが人間の生きる道仏陀(ブッダ)がお誕生のときに右手で上をさし、左手で下をさしています。これは普通、「天上天下唯我独尊」(この世に自分より尊いものはない)という意昧にとっていますが、「上水菩提、下化衆生」の象徴として...
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仏陀の教え(18)「七不退法」

「七不退法」~衰亡を防ぎ繁栄を築く七つの事柄八正道や六波羅蜜はどちらかといえば人間個々の生き方を説いたものですが、仏陀(ブッダ)は仏教そのものが衰えないための法を何通りも説いていました。そのたびに「それを聞け。よく心にとどめよ」と弟子たちを...
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仏陀の教え(17)「転迷闇悟」

「転迷闇悟」~迷いからスタートして最高の安らぎに達する一般に知識は、学ぶことによって得られ、智慧は、体験によって得られるとされます。仏教の智慧は、事柄や現象の奥に、因果律や縁起の法などの法則を洞察する機能をいいました。よく「転迷闇悟」といい...
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仏陀の教え(16)「六波羅蜜」

人間が完成する六つの道筋、「六波羅蜜」六波羅蜜人間が完成する六つの道筋となる「六波羅蜜」は原始仏教が大乗仏教になっていくところで出てきた考え方です。「波羅蜜」とはサンスクリットで「彼岸に至る」という意味で、日本語に置き換えれば「到達・完成」...
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仏陀の教え(15)「八正道について」

八つの正しい道、八正道とは八つの正しい修行の一つ目は「正見」。正しく見る、観察をします。何か原因でこういう結果になったのかを見る。これが原始仏教において釈尊の悟った一番目のことだったんです。二つ目は「正思」です。正しく思います。これは「正思...
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仏陀の教え(14)八正道と六波羅蜜

「苦」を滅する方法「八つの正しい道・八正道」仏陀(ブッダ)は「苦」を滅する方法として八つの正しい道を解き明かしました。これが、正見・正思・正語・正行・正命・正精進・正念・正定の方法です。これらすべての方法に「正」の字がついていますが、「正し...
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仏陀の教え(13)「苦」の人生をいかに生きるか。

五戒とは仏陀(ブッダ)は確かに「この世は苦である」といいましたが、亡くなる前には「この世は美しい。人間の命は甘美なものだ。」といっていました。これは「苦であるがゆえに、そこに美しいものが生まれてくる」という仏陀(ブッダ)のひとつの悟りであっ...
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