仏教のことば:「長老(ちょうろう)」

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長老(ちょうろう)

深い学徳を身につけた高僧のことです。

学識・経験が豊かで、その社会で尊敬される人。特に仏教では高僧の尊称として使われます。『阿弥陀経』の中では、智慧第一の弟子である舎利弗(しゃりほつ)のことを「長老舎利弗」と呼んでいます。

一般には,年とった人に対する尊称。
経験,徳行ともにすぐれた年長者をいうが,宗教用語として次のものがある。
(1) sthavira 仏教では,出家者のうちで,智慧があり,徳行が高い人の尊称。
必ずしも年老いている必要はない。
日本では,鎌倉や京都五山の住持の称として用いられる。
(2) presbyteros キリスト教職制の一つ。
元来政治集団の年長の指導者。
古代イスラエルでも,他のセム族同様長老があり,モーセと民の仲介者として,のちには宗教・政治共同体の指導者として支配。
原始キリスト教もこの制度を採用したらしく,エピスコポス (のちの司教) とともに地域教会の指導者として言及され,しばしば両者の区別は困難で,詳しい機能も不明。
2世紀以降,司教,司祭,助祭の3階層が確立するにつれ長老は司祭と同一視された。
16世紀の宗教改革で,ある教会では長老職が復活。
特に長老派諸教会では,牧師である教職としての長老と会衆を牧する牧師を補佐する者として会衆から選ばれた平信徒の長老とがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

「スマナサーラ長老の仏教塾」 アルボムッレ・スマナサーラより

「どんなことがあっても、いまここを楽しんでしまえる仏教的な生き方。
仏教を学ぶのは、年齢は関係ない。
いつでも、学ぶことができる。
それこそ、死の間際でも学ぶことができる。
なぜなら、仏教を学ぶとは、「生き方」を学ぶことだから。
それこそが正真正銘の仏教。」

仏道、お釈迦様の教えは実践(トレーニング)するものなんですけど、
「これから仏教を学んでみたい、興味はあるんだけど」という人にぴったりの本かも知れません。
まずは、どんなものか読んで理解してみてはいかがでしょうか。

「これから、仏教塾を開講いたします」という文から始まります。

仏教初心者?の塾生の質問に答える形で、
文字は大きく、大事なところは太字で、とても読みやすい。
読書が苦手な人でも、それほど苦にならないように書かれてます。
ていねいでわかりやすいお話です。

退職して第2の人生を始めた人が塾生になってますが、内容はどの年齢の人にも当てはまります。
死ぬまで生きているのだから、生きている限り学べるわけです。
現役真っ最中で忙しくてそれどころじゃないよ、という人も生きているわけですから、心の病気(苦しさ)がひどくなる前にちょっとだけでも読んでみてもいいんじゃないかな、と思います。
早ければ早いほどいいと思います。

わかってるけどそれができないんだよ、という人も「そうなんだよなあ」と、ちょっと意識するだけでも違うと思うのです。
1日で読めますが、内容は深い本です。