仏教のことば:「優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)」
優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい) 仏教の男の在家信者が、うばそく。 女性の在家信者がうばい。 仏教の出家とは、一義的には比丘(びく,男性出家者)と比丘尼(びくに,女性出家者)のことを言いいます。 在家は優婆塞(うばそ...
優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい) 仏教の男の在家信者が、うばそく。 女性の在家信者がうばい。 仏教の出家とは、一義的には比丘(びく,男性出家者)と比丘尼(びくに,女性出家者)のことを言いいます。 在家は優婆塞(うばそ...
優曇華(うどんげ) 梵語ウドゥンバラの音写。 いちじくの一種で、三千年に一度の花が咲く。 仏または転輪聖王が出現すると咲く、といわれる。 非常に希なこと、珍しいことの喩え。 クサカゲロウの卵は別もの。
有頂天(うちょうてん) 天上界の九つの天のうち、最も高い天の名。 得意の絶頂にあることをもいいます。 「有頂天(うちょうてん)」というと、喜びの絶頂や、エクスタシー、 喜びのあまり舞い上がったり、上の空になっていることを...
有象無象(うぞうむぞう) 有形のものと無形のもの、すなわち一切のものをいいます。 有象無象は、仏教用語の「有相無相(うそうむそう)」に由来します。 有相無相とは、現象と真理、姿や形をもつものともたないもの全てを意味する言...
有情(うじょう) 梵語サットヴァの訳。 存在するもの、の意味です。 生命を持ち、感情や意識を有するもの。 一切の生きものの総称。 草木を非情とか無情というのにたいしていいます。 有仏性の意味です。
浮世(うきよ) 憂世とも書く。 憂いと苦悩にみちた世の中、定めのない現世をいいます。 〔憂き世(つらい世の中)と浮世ふせい(はかない世の中)の二つの意味が重なり合った語〕 ① つらくはかないこの世の中。変わりやすい世間。...
有為転変(ういてんぺん) 因縁和合によってつくられた生滅変化する諸現象。 無常で変遷するもの。 これらの現象または存在は一瞬もとどまることなく移り変っていくことです。 この世のことを「有為転変の里」とも。
有(う) 梵語バーヴァの訳。 存在。 生存の場所。 生死輪廻 存在する状態 「有(う)」 心の働きや感情を持つものを有情うじょうといいます。生きているものの総称として使われています。衆生しゅじょうともいいます。
引導(いんどう) 「引導を渡す」という言葉があります。 あきらめ切れないで迷っている人に、最後的な言葉を言い渡して、覚悟をきめさせ、あきらめさせるという意味なのでしょう。 葬式のとき、死者が迷わぬよう、僧が法語を与えるこ...
因陀羅網(いんだらもう) 因陀羅は、梵語インドラの音写で帝釈天のことです。 帝尺天宮にはりめぐらされている網のことで、各結び目に珠玉がつけられ各々反映し合っている、重々無尽に交渉していることです。